子育てのコツ=応用行動分析学ABA

私の子育て話

代表である私は、自分の子育てに悩み、無力感に襲われ、泣き暮らす日々を2年ほど過ごしました。

ある時、詐欺まがいの療育方法を勧められて「このままではいけない!」と我に返り、子育てに関する様々な情報を集めました。
そして、先人・偉人の先生方・研究者・学者の方々が、膨大な時間と費用を費やして研究・発見した、科学的に効果がある(=エビデンスがある)子育てのコツがあることを知りました。
それが

応用行動分析学(ABA)  だったのです。

応用行動分析学(ABA)は心理学の一つで、生物の行動の仕組みを科学的に解明し、それを実際の私たちの生活に活かそうとする学問です。

難しそうですが、基本的な理論は、ものすごく簡単に言ってしまえば、

何かした後、得したら、またやる。
何かした後、損したら、もうやらない。
何かした後、反応がなかったら、もうやらない。

という、とても当たり前でシンプルなものでした。

私は、このABAという子育てのコツを取り入れることにしました。子ども達が朝起きて、夜寝るまでずっとです。
おはようと言うこと、トイレトレーニング、椅子に座って食べること、スプーンの持ち方、靴下の履き方、手の洗い方、ひらがな、数字…
ABAを知る前にはどうしたらいいのか分からず途方に暮れていた私が、

できないことよりできていることに注目し、笑顔で褒めて、子どもの頑張りを労いながら関わること

で、様々なことを教えることができるようになったのです。

ゆっくりですが、できることが増え、その子なりに幼稚園や学校で学び、友達と関り、生活することができるようになりました。
今、私の子ども達は、人・社会とのかかわりをポジティブに捉え、試行錯誤しながら自分の生活を楽しんでいます。

こんな穏やかな日々を過ごせるようになるとは思いませんでした。
ABAという素晴らしい学問を研究し、発展させて来られた先生方に感謝しても仕切れない!
そこで、恩返しがしたいと思うようになりました。
そんな時、尊敬するABA実践家の友人に、こんな言葉をもらいました。

先生方からいただいた恩を、他の人に送っていけば、幸せな人が増える。それが先生方の願いだと思う。それを”恩送り”っていうんだよ。

 私の人生を揺るがすような、いい意味で衝撃的な言葉でした。
そこで、私は、恩送りとして、ABA療育を本格的に勉強して資格を取り、子ども達にスキルを教える『うめこキッズスクール』を始めました。
また、少しでも多くの保護者の方々・おじいちゃんおばあちゃん・先生方に子育てのコツであるABAを知っていただく、ABAペアレンツトレーニング、サポーターズトレーニングも行っています。

私の感謝の思いが、誰かの幸せになり、また、誰かに送られていく。

そんな未来を夢見て、これからもABAの知識・技術の研鑽に邁進します‼